ピロリ菌感染症

ピロリ菌感染症

消化器内科のこと

ピロリ菌感染症

ヘリコバクター・ピロリ菌は胃の粘膜に住み着いている菌で、胃癌、胃・十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、MALTリンパ腫、特発性血症板減少症などさまざまな病気の原因となっていることがわかっています。

検査方法は胃カメラで行う迅速ウレアーゼ試験のほかに、尿素呼気試験や抗体検査、糞便抗原検査などさまざまありますが、いずれも比較的簡単に行うことができます。
ピロリ菌が陽性であった場合は、内服薬により除菌治療を行うことができます。
胃薬と抗生剤のセットを1週間程度内服することで除菌できることが多く、成功率は70%以上とされています(最近は抗生剤に対する耐性により成功率が低くなっている傾向です)。

日本の胃がん患者さんは非常に多いですが、その99%がピロリ菌によるものとされており、ピロリ菌の検査・治療は非常に重要です。
胃がんが心配、家族にピロリ菌陽性の人がいるなど、ピロリ菌の検査をご希望の方は、その人にあった検査方法や治療を提案いたしますので、ご相談ください。

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